■あいさつで露呈する本音 日経BusinessOnline
平社員にまぎれて社長に気付かなかった非礼への侘びや、誤解を解きたい必死さが彼にそういう行動を取らせたのだろう。だが、届いたのは「侘び」でも「理解」でもなく、「順位づけ」と、信用できない男であるという「確信」だった。相手に非礼なことをしたあとで、したことの重大さに気づき、媚びへつらうような態度をする者は、「自分は信用できない人間です」と言っているようなものである。損得勘定だけで動くような人間を信用するわけにはいかない。
「その人物が偉いかどうかは、本人ではなく周りが決めることではないのか。なぜ彼らは、自分の偉さを自ら必死に漂わせようとするのか。自分が自分を偉いと思っていても、周りがそれを認めなければ意味がない。また、自分は偉くないと思っていても、周りがその人物を偉いと思うこともある」尊大な態度をしている者は、こういう視点が欠けている。自分が一番、自分が認められて当然、と相手を見下す。
現在公開中の映画「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」がそんな作品。

頂点に登り詰めていく人間の欲望と傲慢さ、そして破滅を描いた、第80回アカデミー主演賞受賞作品。
傲慢さは身を滅ぼす。
自戒を込めて。
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