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2007年12月05日

デスマーチについて解説した本「システム開発 火事場プロジェクトの法則」

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システム開発 火事場プロジェクトの法則―どうすればデスマーチをなくせるか?

ITシステム開発につきもの(?)となっている、デスマーチ・プロジェクトについて解説した本。

デスマーチとは、不適切なプロジェクト管理がもとで発生する、システム開発現場のことを指す。

デスマーチとは「デス」+「マーチ」を組み合わせた造語で、文字通り「死への行進」である。
たどり着く先が"死"であるとわかっているにもかかわらず進む兵士たちの行進を比喩したものだ。

デスマーチ 〜Google検索結果

実際のところは、デスマーチになると、人員の大量投入と24時間体制を敷いてプロジェクトを完了させるのだが、大幅な遅延で納品するので納品先に莫大な損害賠償を支払い、これまた莫大な人件費や設備投資費用を投下するために、プロジェクトとしては大赤字となるのが常である。


その原因と実態は数え切れないくらいある。
デスマーチが発生してしまうことが、以前書いた「泥臭くて、非生産性で、不健康で、働く人々が鬱になりやすい業界」である理由のひとつでもある。

  ■意外と冷静に見てたんだね

IT革命が起きたといいつつも、実際の生産現場は20年以上も前からデスマーチを発生させるということを繰り返している。

効果的な工程管理、ツールは導入されてはいるが、じつのところは家内手工業的なことをずっと続けている。失敗から学んでいるはずなのに。

私もデスマーチプロジェクトに携わったことがある。

そこは人間的な社会生活とは程遠い現場である。

飛び交う怒号、責任転嫁、揚げ足取り、次から次へと投入される、スキルのない人員と新たに作りこまれていくバグ、丸投げ、管理をしない管理職、担当者の失踪、不眠不休の勤務体制、パイプ椅子と机と呼ぶには程遠い簡易なデスク、著しく人口密度の高いタコ部屋、コロコロと変わる設計仕様、誰も知らない仕様、メンテナンスもされず古い情報のままか、ドキュメントすらない仕様、レビューさえされずに開発に突っ走る仕様、ロクにテストされていないバグだらけのプログラム・・・



普段何気なく使っている銀行の決済システムとか、インターネットのシステムのいくつかは、デスマーチプロジェクトのもとで製作されたものである。

書籍の中ではデスマーチの防ぎ方を記しているが、システム開発に携わる者はそれは昔からわかっていても、過ちを繰り返す。

なぜなら、人間はわかっていても昔からの馴れたやり方でやろうとするからだ。

こういう人たちのことを「懲りない面々」と呼ぶ。


システム開発 火事場プロジェクトの法則―どうすればデスマーチをなくせるか?
山崎 敏
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タグ:デスマーチ



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posted by しん at 14:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス はてなブックマーク - デスマーチについて解説した本「システム開発 火事場プロジェクトの法則」
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