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2010年12月12日

その手には乗らない

HOME経済 > この記事

先日、産経新聞社の「FujiSankei Business i」の「中国・アジア面」において、墳飯モノという意味で興味深い記事が掲載された。
これはiPhoneの産経新聞アプリにて閲覧できるものだが、以下はこの記事のスクリーンショットだ。(画像に掲載されていた執筆者肖像は削除した)


■Web上の記事はこちら「日中でもめごとの種も…技術は人類の共有財産 - SankeiBiz」
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/101210/mcb1012100502007-n1.htm


上記に引用した上で下記の通り、評論する。

上記記事は、かいつまんで言うと「日本は国益を重視して中国への技術流出を懸念しているが、技術は人類の共有財産だから流出させよ。勢いのある中国に技術を流出させればもっと稼げる」というものだ。

しかし、この記事に書かれている全ては詭弁であることを見抜かなければならない。
一見、もっともなことを言っているようにも見えるが、この記事全面から見えてくるのは中国側の焦りである。

この記事はまるで中国共産党員の工作活動を見ているかのようである。
「保守系」である産経新聞にも、こうした輩が日本人に向けて洗脳工作活動をしているのだから困ったものだ。

この記事は尖閣諸島沖における中国漁船による領海侵犯と海上保安庁船舶への衝突事件以降、中国が経済面で圧力をかけてきたこと、知的財産権面において中国が国際的な違法行為を繰り返していることを日本のみならず、世界各国が懸念・警戒していることを受けて、日本側を懐柔しようと試みる工作活動と見ることができる。

この記事を執筆した人物は、これまでも「FujiSankei Business i」の「中国・アジア面」において、こうした内容の記事を連載しつづけている。以前は日本が中国への技術流出を懸念していることに関して「中国に技術を供与しても大丈夫。いまは中国がまだ発展途上だから日中間で軋轢が起きている。中国が発展国になれば、そんな懸念は無くなる」旨のことを記事にしていた。

果たして中国が発展国になれば、日中間の軋轢がなくなると言えるだろうか。
答えは考える間もなく即座に「NO」である。

理由は現在の中国の動向を見ればわかる。
蓄えてきた経済力の上にあぐらをかいて世界各国に圧力をかけているのを見れば一目瞭然だ。

中国で運行中の高速鉄道は、日本やドイツ、フランス、カナダが技術を提供したものである。
その中で日本の川崎重工業が技術供与したCRH380Aという車体形式の車両は、中国内で開発した技術により製造したものと発表しているが、日本の新幹線とデザイン、技術ともに模倣である。

■中国「世界最速列車」のベルが鳴る 新幹線そっくり…でも「国産技術」
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101101/chn1011011832008-n1.htm

■日本の新幹線ソックリ 中国「滬杭高速鉄道」開通
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101027/chn1010270708001-n1.htm

■新幹線“パクり”号、中国で486・1キロを記録、日本の「本物」を抜く
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101203/chn1012031958003-n1.htm

しかも、中国は各国から供与を受けた技術による高速鉄道を今度は世界各国に売り込もうとしている。

■新たな日中摩擦 鉄道技術“盗用”の中国が各国に売り込み攻勢
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101122/chn1011221935001-n1.htm

この懸念を抱いていたJR東海は、中国に新幹線技術を供与することに一貫して反対していたのだが、供与した技術は中国国内の高速鉄道運用にのみ使うことを約束させた上で、川崎重工業は中国に技術供与してしまった。
しかし、中国は自国で開発した技術だと言い張って、世界で売ろうとしているのである。


JR東海側は、明確に中国の高速鉄道技術が各国の盗用であると批判し、中国への技術供与に反対している。

■JR東海会長「中国の高速鉄道は安全軽視・技術盗用」に賛否
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0413&f=national_0413_016.shtml
葛西敬之会長は中国への新幹線技術売り込みに対して、一貫して反対してきた。技術盗用の恐れが強い上に、自分たちの利益を極端い追求するためで、「新幹線は投げ売りするような技術はない」、「中国に最先端技術を売ることは、国を売るようなものだ」とまで述べた。

■「中国にはリニアを輸出しない」 中国「また追い越されるから?」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1127&f=national_1127_103.shtml

レアアースについても同じだ。
中国はレアアース輸出を縮小しているが、中国国内向けの供給は実際のところ平常である。
中国国内でレアアースを加工するのであれば、滞りなく供給するとしている。

レアアースの加工技術は日本がトップである。中国の加工技術は日本には到底及ばない。
つまり、中国国内でレアアース加工させて、日本から技術を獲得しようという意図が見える。


中国とは、こんな国である。
麻生太郎元首相は、首相就任時に中国のことを「右手で握手をしながら、左手でジャブを繰り出しているようなものだ」と評した。



こうした「ノウハウ・技術を出せ」と叫ぶ輩は、中国だけでなく自分たちの身近にも見かけることがある。
しかし、こうした輩の詭弁に惑わされてはならない。

教えてクレクレ厨は、全てを共有・分配しようという思想で動く社会主義国や共産主義国にでも移住すればいい。
だが、社会主義国や共産主義国に住めばどんな暮らしをすることになるかは、北朝鮮や中国を見ればわかることだ。

過去にも同じことを繰り返しこのブログに書いてきたが、この意志が決して変わることはない。


■ビジネスの世界で「情けは人のためならず」は程々に
http://review-returns.seesaa.net/article/119091728.html

■知的財産権
http://review-returns.seesaa.net/article/85660327.html
 
■見極め
http://review-returns.seesaa.net/article/102065400.html



ついでに言っておくと、冒頭に述べた「FujiSankei Business i」の「中国・アジア面」に掲載された文面で
上海万博で多くの人の目を引いた無接触充電装置。日本人が発明したこの装置に中国人は驚き、感動した。日本ではすぐに実用化できないが、勢いのある中国ではできる。
とあるが、コードレス電話や電動歯ブラシなどの小型電気製品の分野で日本では既に実用化されて販売中だ。アメリカでも既にiPhone用の非接触充電器が開発・販売され、日本でも輸入販売を始めた。


あの手この手で洗脳してノウハウ・技術を提供させようとする人物の嘘と詭弁に騙されてはならない。







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タグ:知的財産権



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posted by しん at 15:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 はてなブックマーク - その手には乗らない
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