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2009年09月21日

小飼弾の 「仕組み」進化論

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小飼弾の 「仕組み」進化論

小飼弾の 「仕組み」進化論」を読了。

世間ではアルファブロガーと呼ばれている小飼弾氏による「仕組み作り」の本。

世の中、仕組みを作ったものが生き残る。仕組みを使うよりも仕組みを使わせる側に回ったほうが実利もある。どんな業界でもそうだ。ギャンブルやゲームの世界でも、利用するよりも利用させる側になるほうが面白いし利益も数百倍、数千倍だ。
搾取される側になるのではなく、自分が胴元になることによって利益を得ることがこの世界で生き残る術だ。

小飼氏はプログラマーであり、私自身もプログラマーなので、本文で書かれていることには同意する。

・繰り返し行う反復作業は自動化/機械化する。
・作った仕組みを常に改善できるようにメンテナンスを容易にする仕組みを作る。
・最悪のケースも考慮する。

内容はITを駆使して徹底して自動化できる部分は自動化して、ラクをして浮いた時間を人間でしかできないことに有効に使え、それも新たな収益を生む仕組みづくりに使えというもの。著者はプログラマーなので、ITを引き合いに出しているが、他の人にやってもらう(アウトソーシング)、自動化/効率化のためにPCを使うなどはプログラマーじゃなくても応用できることだろう。ただ、ここで書かれている自動化/機械化とは、胡散くさいノウハウ書籍で書かれているような自動化ツールなどの、安直な自動化というレベルな類のものではない。もっと根本的かつ高度にシステム化されたものだ。

そして、大切なのは日常業務は全体の20%で行い、残りの80%を新しい仕組み作りに活かすこと。しかしながら、この仕組みを完成させられる人というのは、そうはいない。

現在の自分も毎日の定型業務は20分程度で、残りの時間は新たな仕組みの構築に割り当てている。やるべきではないことをやめ、定型業務や毎日行う繰り返し作業を自動化するのは効果抜群であるということは実感できる。ただ、自動化させるための技術習得や自動化のシステム構築にはそれなりのコストや時間がかかるのは言うまでもない。しかし、それができると日常業務は全体の20%で行い、残りの80%を新しい仕組み作りに活かすことは可能になる。

仕組みを使う側と使わせる側と言えば、インターネットでいま旬なのは「なんとかアプリ」「なんとかウィジェット」の類い。
例えば、SNS側はいろんな仕掛けをして(例えばFacebookアプリやmixiアプリ、モバゲーアプリ)、ユーザーの滞在時間を伸ばそうとしている。これはSNSは利用者が年々減少しており、登録しているユーザのなかでもアクティブなユーザは少ない上に、ログインしている時間がわずかなユーザが大多数という問題を抱えるSNS運営の現状を改善して、ユーザの滞在時間を延ばして広告収入を増やそうとする試みだ。
しかしユーザがこれをやっても何か生産性向上が図れたり成果が出るわけではない。暇つぶしには使えるが限度を超えた利用は貴重な自分の時間を無駄に浪費しかねない。
もし自分だったらmixiアプリを使う側ではなく使わせる側(mixiアプリ開発デベロッパー)に回って収益を上げる。ようするに仕組みをつくって提供する側(mixiアプリ開発デベロッパーもmixi本体から見れば「使う側」になるが)になるほうがはるかに成果が出せるしそのほうが面白い。ただ、マーケティング的には、SNSの特性上、ゲームやエンタメ系アプリばかりが人気のmixiアプリよりも、より実用的なモノが作れてユーザ数も見込めるiPhoneアプリのほうが開発者としては面白いのでmixiアプリの開発にはいまのところ興味が湧かない。


面白かったのが、冒頭で小飼氏のブログは書籍の書評によりアフィリエイトでは成功したレベルと言えるほどのアフィリエイト収入を得るようになっており、それも「仕組み」であると述べていること。しかし、その「仕組みの本」は売れているが、その仕組みの悪い面が表沙汰になっていないのがよろしくないと述べていた点が面白い。小飼氏も、アフィリエイトの明と暗の世界は理解しているということか。
 
 


タグ:書評



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posted by しん at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 はてなブックマーク - 小飼弾の 「仕組み」進化論
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