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2009年09月06日

生きて死ぬ智慧

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生きて死ぬ智慧

生きて死ぬ智慧」を読了。

本書は般若心経を著者が読み解いて現代口語訳したものである。
お経は法事などで聴いたことはあるけれど、その意味はあまり知らないという人は多い。これはそんな人向けの本だ。

1時間くらいで読めてしまう本だが、とても奥深い。

読んでみればわかるが、般若心経とは死者に対して、この世と決別し、あの世に旅立たせるための説法だということがわかる。この世への未練を断ち切り、黄泉の世界へ安心して旅立たせるための言葉の数々だ。

この世は諸行無常である。
昨日まで強者だった者は倒れ、また新たな者が出現してこの世を謳歌する。それがいつの時代も繰り返される。
しかし、そんな日常はこの宇宙の歴史から見れば、ほんの一ページにも満たない。わずか1行で要約されてしまうくらいの戯言にすぎない。宇宙のなかで人間という実体はないに等しく、それは宇宙のなかの粒子のひとつにすぎない。であれば、それに付随して起こる諸事など取るに足らないことだ。


人はいつか死ぬ。そして人は死ぬために生きている。ただし、誰もがよい死に方をするためにそれまでを生きることができる。この世の仕組みを知り、仕組みのなかで生きるということの意味を知ることによって苦しみから解放され、この世を生きていく道筋をつけることができる。

人の命を奪ったり、自らの手で自分の命を絶ったりと、とりかえしのつかないことをする人は、自分がどう生きるべきかということを深く考えていないような気がする。諸行無常のこの世の中で、辛いことなんてまばたきの一瞬だ。長く続くことなんてない。日はまた昇り、明けない夜はないのだ。

いま起きていることは、ほんの夢の途中のできごとである。問題が次から次に起こるなんてことは生きていく上では当たり前のこと。それとどう折り合いをつけて生きていくかを考えることだ。

そして、自分のこの世における使命とは何か。自分がこの世に残せるものは何かを考えることだ。

この年代にもなると死生観は日増しに強くなるので、こうした本を手に取る機会もある。意訳されている部分が多いので実際の般若心経とは異なる部分もあるようだが、こころの迷いが生じたときに、繰り返し読むべき本だと感じた。

ただ、百八の二乗くらいの煩悩の塊のような私には、千回くらい読まないと悟りの境地に達することはできないのかも知れません。



    色即是空
    空即是色



高野山の宿坊で座禅修行して、京都か奈良のお寺で写経するとするか。



■アニメ「走れ! "RUN!"(30秒で見る人間の一生)」 YouTube
 
 
 
 


タグ:書評



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posted by しん at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 はてなブックマーク - 生きて死ぬ智慧
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