■米株は急反落、世界経済悪化への懸念高まる
既に明らかなリセッションだったのに、リセッション(景気後退)入り宣言をこれまでしなかったのは、ドル暴落を防ぐため。
雇用統計などいろいろな指数発表がなされる今週のこの局面で宣言するということは、つまりドル暴落容認。
一説によると、アメリカ政府の借金は5500兆円とのことで、もうどうしようもない状況にまで陥っている。
赤字国債を発行して世界各国に買ってもらうしかないわけだけど、ドル暴落局面において、はたして買い手がつくかどうか。
となると考えられるのは、さらにドルを暴落させて対外貨の価値を現在の半分以下にまで落として、総負債額を減少させること。その上でデフォルト(債務不履行)宣言をして、借金をチャラにすべく新通貨発行などあらゆる手段を取り、デフレを起こすか。
または、ドル紙幣を増刷してハイパーインフレを発生させるか。
来年1月中旬のオバマ政権誕生後に要注目。
「Yes, we can.」の意味はこれだったのだと知ることになるのかも。
というわけで、ドルは早目に手仕舞い手仕舞い。
なぜ、アメリカ経済は崩壊に向かうのか―信用バブルという怪物
posted with amazlet at 08.12.02
チャールズ・R. モリス
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 6203
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 6203
おすすめ度の平均: 






ブックマークに登録 >>
