
先日購入したMacBookはサブマシンとして主にiPhoneネイティブアプリケーション開発用に使用している。
十数年前にはじめて所有したPCがApple Machintosh ColorClassicUというモデルだったので、OSが当時から比べて進歩したとしても、Macのインタフェースはほぼ変わらないので使いにくいということはない。
むしろWindowsよりも快適だ。
操作は洗練されているといっていい。
多くのクリエイター達に支持されている理由は、Macが登場して以来、一貫して直観的な操作が行えることを継続していることだ。
そして、何気なくキーボードを打っていて、改めて気づいたことがある。
シャットダウン(電源OFF)操作についてだ。
Macのシャットダウン操作は、
・電源ボタンを押すと、スリープ(Windowsで言うところの休止)、シャットダウン、再起動のダイアログ画面が表示されて、シャットダウンを選択する。
・画面上に常に表示されているAppleメニューからシャットダウン操作を行う。
・MacBookの場合は、液晶画面を閉じると自動的にスリープ状態になる。
Windowsの場合は、
・Windowsロゴマークの付いたスタートボタンを押して"スタート"メニューを表示し、シャットダウン、スタンバイ、休止、ログオフ、再起動を選択する。
・画面上の"スタート"メニューをクリックしてシャットダウンを選択する。
スタートボタン?
PCを終了させるのに「スタート」とはこれ如何に?
この場合のスタートとは、シャットダウンさせる動作を"開始(スタート)"させるために「スタート」ボタンを押すという意味なのか。穿った見方だが、改めて考えると違和感を感じる。
MicrosoftのWindows3.1は当時のMacのOSのグラフィカルインタフェースをパクったが、Windows以前のOSであるMS-DOSを引きずっていたので、中途半端な出来であった。
現在のWindowsはMS-DOSを意識させないOSとなっているが、MS-DOSのコマンドも動く。
そして、この"スタート"メニューは、MacのAppleメニューをパクったものだった。
Microsoftは他メーカーの製品のよいところを次々と模倣して巨人となったが、そんな時代は終焉を迎えた。
それはMacがシェアを延ばしてきていることや、インターネット分野ではGoogleなどに大きく収益差をつけられ、クラウドコンピューティングが拡がりを見せていることからも、うかがい知ることができる。
ブックマークに登録 >>
